Event
2019-06-18

特別講演会「人工知能とは何かを改めて考える」を開催(7/11)

開催概要

公立はこだて未来大学特別講演会
人工知能とは何かを改めて考える

日時: 2019年7月11日(木)18:30~20:00(開場18:00)
会場: 公立はこだて未来大学 講堂(函館市亀田中野町116-2)
講師:
松尾 豊(東京大学大学院工学系研究科教授)
中島 秀之(札幌市立大学学長(公立はこだて未来大学前学長/名誉学長))
松原 仁(公立はこだて未来大学複雑系知能学科教授)
定員: 200名(申込不要、当日先着順)
参加費: 無料
お問い合わせ: 公立はこだて未来大学事務局企画総務課
TEL: 0138-34-6448(平日9:00~17:00)

内容紹介

人工知能が第3次ブームを迎え、いよいよ本格的な社会実用化の時代が到来している。人工知能の人材が不足しているので人材を育てるための教育が必要という議論がなされている。しかしその一方で企業の経営者が人工知能が何であるか知らないままむやみに人工知能の導入を進めようとしているなどの問題もある。人工知能という言葉が独り歩きをしていると思われる。ここでは人工知能研究の第一線の研究者3人が一堂に会して人工知能とは何かを改めて考える。

講師略歴

松尾 豊
1997年 東京大学工学部電子情報工学科卒業。2002年 同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より、産業技術総合研究所研究員。2005年8月よりスタンフォード大学客員研究員を経て、2007年より、東京大学大学院工学系研究科総合研究機構/知の構造化センター/技術経営戦略学専攻准教授。2014年より、東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 グローバル消費インテリジェンス寄付講座 共同代表・特任准教授。2019年より東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻教授。専門分野は、人工知能、ウェブマイニング、ビッグデータ分析。人工知能学会からは論文賞(2002年)、創立20周年記念事業賞(2006年)、現場イノベーション賞(2011年)、功労賞(2013年)の各賞を受賞。人工知能学会 学生編集委員、編集委員を経て、2010年から副編集委員長、2012年から編集委員長・理事。2014年より倫理委員長。

中島 秀之
1983年東京大学大学院工学系研究科情報工学専門課程修了。工学博士。工業技術院電子技術総合研究所(現・産業技術総合研究所)に入所、情報科学部長、産総研サイバーアシスト研究センター長などを歴任の後、2004年より公立はこだて未来大学学長、2008年より法人化に伴い理事長に就任。2016年3月任期満了にて退任の後、東京大学先端人工知能学教育寄付講座 特任教授を経て、2018年4月より札幌市立大学理事長・学長に就任。1980年代の第2次人工知能ブームの際に若手リーダーとして活躍、大学院在学中に『Prolog』(産業図書)を出版。日本の人工知能研究を牽引してきた第一人者。NEDO技術戦略研究センターフェロー(2016〜)、公立はこだて未来大学名誉学長(2016〜)ライドシェアシステムのベンチャー・株式会社未来シェア 取締役会長(2016〜)。著書に『知能の物語』(公立はこだて未来大学出版会/近代科学社)、『スマートモビリティ革命 未来型AI公共交通サービスSAVS』(公立はこだて未来大学出版会/近代科学社)など。

松原 仁
1981年東京大学理学部情報科学科卒業。1986年同大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。工学博士。通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現・産業技術総合研究所)を経て、2000年より公立はこだて未来大学教授。2016年より同大学副理事長を併任。専門は人工知能、ゲーム情報学、ロボット工学。コンピュータ将棋やロボカップの日本の牽引者の一人。2012年よりAI小説家プロジェクト「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を立ち上げリーダーを務める。2014〜2016年、第15代人工知能学会会長。2016年に大学発ベンチャー・株式会社未来シェアを立ち上げ、代表取締役社長に就任。著書に『鉄腕アトムは実現できるか?』(河出書房新社)、『わくわくロボット教室』(集英社)、『AIに心は宿るのか』(集英社インターナショナル新書)など多数。

特別講演会フライヤー

制作: 武田 薫(デザインスタジオOP)
※画像はpdfファイルにリンクしています