教員紹介

花田 光彦

教授
HANADA, Mitsuhiko

学生へのメッセージ

視覚のメカニズムを研究しています。色々なことに興味を持って勉強していってください。

研究内容

視覚に関する情報処理について研究しています.特に,動いているものをどのようにヒトの視覚システムが処理しているのかについて研究してきました.最近は,色や形の印象,オノマトペ,ヒトの性格の構造,心理学のデータ解析についても興味を持っており,研究しています.

研究の魅力

何気なく私たちはものを見ていますが,実は脳の中では膨大な量の情報が処理されています.特定のものを認識する能力についてはコンピュータがヒトに勝ってきていますが,様々な環境で,色々なものを認識するという点では,まだまだヒトにはおよびません.このような難しい課題を難なくこなす素晴らしい視覚システムを解明するのはとても面白くて,意味のあることだと思っています.

実績

フライトシミュレーターなどを見ていると,自分が本当に動いていなくても動いているように感じられます.これは,視覚的な情報から自分の動きを感じ取っていることを意味しています.私は知覚実験によって,視覚的な運動情報からの自己運動知覚の特性を明らかにしてきました.そのデータをもとに,自己運動知覚における視覚運動情報の処理についてモデリングを行いました.その他に,周りのものが動いていると止まっているはずのものが反対方向に動いているように見える運動対比現象や,同じ方向に動いて見える運動同化現象について調べ,運動対比や同化が起こる条件などについて明らかにしてきました.また,絵画知覚,グレア刺激によるまぶしさ感などについての新たな発見をし,報告してきました.信号処理で使われるデータ解析の手法を用いて,色の印象や性格の構造を分析したり,オノマトペによって,視覚的な材質感知覚の判断次元などを明らかにしました.

主な著作・論文

  • Hanada, M. (in press). Food-texture dimensions expressed by Japanese onomatopoeic words. Journal of Texture Studies.
  • Hanada, M. (2019). Associations of visual forms with colors: The minor role of emotion as the mediator. Color Research & Application, 44(4), 568-580.
  • Hanada, M. (2019). Effects of peripheral gradient of color saturation on the feeling of being dazzled. Perception, 48(5), 412-427.
  • Hanada, M. (2018). Correspondence analysis of color -emotion associations. Color Research & Application, 43(2), 224-237.
  • Hanada, M. (2016). Using Japanese onomatopoeias to explore perceptual dimensions in visual material perception. Perception, 45(5), 568-587.
  • Hanada, M. (2015). Effects of colors on the feeling of being dazzled evoked by stimuli with luminance gradients. Perceptual and Motor Skills, 121(1), 219-232.
  • Hanada, M. (2013). Analyses of color emotion for color pairs with independent component analysis and factor analysis. Color Research and Application, 38(4), 297-308.
  • Hanada, M. (2012). Luminance profiles of luminance gradients affect the feeling of dazzling. Perception, 41(7), 791-802.
  • Hanada, M. (2012). Difference between highlight and object colors enhances glossiness. Perceptual and Motor Skills, 114(3), 735-747.
  • Hanada, M. (2012). Investigation of center?surround interaction in motion with reaction time for direction discrimination. Vision Research, 59, 34-44.
  • Hanada, M. (2010). Differential effect of luminance contrast reduction and noise on motion induction. Perception, 39(11), 1452-1465.
  • Hanada, M. (2005). Phenomenal regression to the frontal and natural picture. Vision Research, 45(22), 2895-2909.
  • Hanada, M. (2005). An algorithmic model of heading perception. Biological Cybernetics, 92(1), 8-20.
  • Hanada, M. (2005). Computational analyses for illusory transformations in the optic flow field and heading perception in the presence of moving objects. Vision Research, 45(6), 749-758.
  • Hanada, M. (2004). Effects of the noise level on induced motion. Vision Research, 44(15), 1757-1763.