FUNオープンユニバーシティ
パターン認識

FUNオープンユニバーシティ②
パターン認識

近年の情報科学の発展によって、わたしたちは様々な分野で大量のデータを手に入れることができるようになりました。データサイエンスとは、こうした膨大なデータから、新たな意味や価値、法則、関係性などを見つけ出す新しい学問分野です。

情報科学を探究する公立はこだて未来大学では、データサイエンスを深く学ぶことができる専門分野としてのカリキュラム(データサイエンスオープンプログラム)を開設しています。本講義は、入門の部分をみなさんに向けて再構成したものになっています。

本講義では、データサイエンス分野のうち「パターン認識」について学びます。

 

パターン認識について

パターン認識とは、画像や音声などといった膨大なデータの中から一定の特徴や規則性を選別して取り出す処理のことをいいます。人間や一部の動物などはごく自然に行うことができる知的行動をコンピューターに実現させるための自然情報処理のひとつです。例えば、人間がリンゴを見たときにリンゴであることを即座に認識できるのは、目から入ってきた情報を過去のデータと合わせて脳が処理を行うからであり、これも人間が自然と行っているパターン認識といえます。
現在、パターン認識は「顔認識」「文字認識」「音声認識」のような種類があり、世の中の様々な場面で活用されています。今後の人工知能における研究・開発の大きなテーマのひとつとなっている分野です。

 

構成

講義は全5回からなっています。

 

講師

複雑系知能学科知能システムコース 山内 翔 准教授

「人に愛されるロボット」をテーマに、自分で考えて自分で動くことができる「自律ロボット」の研究をしています。子どもの頃にテレビゲームのキャラクターが大好きになったことがきっかけで、自律ロボットと機械学習の研究の道に進みました。子どもの頃の夢を実現したいというのも立派な研究の目的です。学生のみなさんにも、自分が何をしたいのかをしっかり見据えて、それに向かって自信を持って進んでほしいと思っています。

 

第1回

第2回

第3回

第4回

第5回