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2022-06-21

国際会議Augmented Human 2022ベストペーパー賞を受賞

2022年3月まで本学の博士後期課程に在籍していた奥野茜さんと角康之教授が行った以下の発表が2022年5月26、27日にオンライン開催された13th Augmented Human International Conferenceにて、ベストペーパー賞を受賞しました。

奥野茜, 角康之: Classification of Daily Activities Based on the Amount of
Social and Physical Activity for Behavioral Change Toward Wellbeing

本会議はウェアラブルコンピュータやデータサイエンスの発展による人間の能力拡張についての最新研究成果の発表の場として毎年開催されています。
本発表は、筆者らが研究開発してきた「顔数計」による社会活動計測と、市販の腕時計型デバイスによる身体活動計測を組み合わせることで、心身共に健康な生活を実現するための自らの活動量の振り返りを実現する手法について提案しました。

本会議では査読を通過した10件の研究発表が行われ、プログラム委員会による評価の結果、ロングペーパーとショートペーパーに1件ずつベストペーパー賞が授与されました。本発表はロングペーパー部門で最も優れた研究発表として表彰されました。

発表者の一人である奥野さんは、本学の学部に入学して情報デザインを学び、その後も角康之教授のもと博士前期課程、博士後期課程と本学大学院で研鑽を積みました。また、本研究を始めた時期には、IT技術を駆使したイノベーション創出が期待される、独創的なアイデアを持った若手クリエータを発掘し育成する事業で、若手IT人材にとっての登竜門といわれている未踏IT人材発掘・育成事業にも採択されるなど、以前から学内外で活躍をみせていた方です。
2022年3月に博士後期課程を満期退学した現在は、企業で研究開発に携わりながら本研究を含む内容で博士論文の執筆を行っています。