教員紹介

西沢 俊広

准教授
NISHIZAWA, Toshihiro

学生へのメッセージ

函館から世界へ。函館圏が抱える社会課題を解決するようなロボット、ドローンを一緒に開発して、日本全国、そして世界へ広げよう。

研究内容

インフラ維持管理、物流、災害対応、観光等の課題を解決するロボットシステム、ドローンシステムの研究に取り組みます。システムデザイン、アーキテクチャ設計手法を用いて、函館の社会課題を分析します。そして、関係するステークホルダーが利益を享受できるようになる全体最適なロボット・ドローンシステムの開発を目指します。

研究の魅力

実世界に働きかけて作業ができる、実世界のものを計測・観測することができるのがロボット・ドローンです。社会の課題をしっかり分析しつつ、ロボット・ドローンがその中でどういう役割を果たすかを設計します。そして作り上げたロボット・ドローンシステムが実社会の課題を解決したときの喜びを、学生、地域の皆さまと分かちあいたいです。

実績

  • 特許:
    「取り扱い方法確認装置」,西沢俊広,特許番号5186886等、10件登録、20件公開
  • 国際標準化活動:
    “ISO 23629-5:2023 – UAS traffic management (UTM) — Part 5”,2023/4/26発行,(概要) ドローン運航管理に関する機能の構造について国際標準文書を開発。西沢がPLとして各国のエキスパートと協調し規格文書として取りまとめた。
  • 国家プロジェクト:
    「NEDO 2017年度~2019年度 ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト/無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発/安心・安全で効率的な物流等のサービスを実現する運航管理システムの研究開発」,などドローンに関する2件の国家プロジェクトの研究責任者を歴任。さらにロボットに関する3件の国家プロジェクトに研究員として参画した。

主な著作・論文

  • 「家庭用ロボットの事故発生リスク低減を目的とする取り扱い方法確認対話システム」,西沢俊広,油田信一他,2012/6/15,日本ロボット学会誌30巻5号
  • 「1チップ音声対話モジュールと PaPeRo-mini による評価」,西沢俊広,藤田善弘他,2010/1/15,日本ロボット学会誌28巻1号
  • “A Compact Speech Dialogue Module and Its Evaluation on a Personal Robot PaPeRo-mini”,Miki Sato, Toshihiro Nishizawa, et al.,2009/4,IEICE TRANSACTIONS on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences,