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学部4年の鎌田航誠さんがインタラクション2023インタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞

学部4年の鎌田航誠さん(情報アーキテクチャ学科 情報システムコース、指導教員:塚田浩二准教授)が、2023年3月8~10日に学術総合センター(東京都)で開催された情報処理科学会のシンポジウム「インタラクション2023」においてインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞しました。

今年のインタラクティブ発表賞(PC推薦)においては、223件のインタラクティブ発表の中から、論文をもとに34件がプレミアム発表として選ばれ、会場でのPC委員による巡回審査と議論を経て、最終的に7件の受賞が決定されました。

鎌田さんの研究は、安価な熱溶解積層方式の 3D プリンタで造形可能な、細かい毛の集合体(毛構造)を活用した毛構造の拡張について提案したものです。
毛を使ったセンシングやアクチュエーションを行うために、導電性/磁性等を備えるフィラメントを造形に用いる方式や、柔軟に動かせるソフトレジンに毛を埋め込む方式の試作・提案をするとともに、これらの方式によって特性が変化した毛構造を用いて触覚提示を行うための例についても紹介しました。

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このシンポジウムは例年500名以上が参加する、ヒューマンコンピュータインタラクション分野で国内最大規模のものであり、久々の現地開催となった今年は参加者が730名以上に上りました。

 

 

発表タイトルと著者
「導電性樹脂・磁鉄樹脂を用いた毛構造の3Dプリントと応用」
鎌田 航誠(公立はこだて未来大学)、高橋 治輝(明治大学)、塚田 浩二(公立はこだて未来大学)