実家が漁師をしていることから、子どもの頃から手伝いをしていたホタテの養殖業。その経験を活かし、ホタテ養殖の現場にカメラを設置して、海の中のようすをリアルタイムで見守るという新しい挑戦に取り組んでいます。これまで漁業者は港から船を出して養殖施設を確認していましたが、カメラを使えばスマートフォンで海の状態をチェックでき、燃料費や労働時間を大幅に減らすことができます。海面に浮かぶブイにカメラを取り付け、ホタテの成長や動きをモニタリングすることで、効率的で環境にも優しい漁業の実現を目指しています。
水産業にITを取り入れることで、漁師の仕事が楽になれば、人手不足の解決につながる――そんな未来を見据えた研究です。
2025年8月オープンキャンパスにて撮影
