教員紹介

和田 雅昭

教授
WADA, Masaaki

学生へのメッセージ

なりたい自分を探そう。なりたい自分を見つけよう。未来は自分で切り拓け!

研究内容

北海道の主要な地域産業である水産業と,発展の著しい情報処理技術を融合した新たな研究分野である「マリンIT」を開拓し,水産試験場や漁業者(漁業協同組合)と一体となり,全国に先駆けてITの導入による持続可能な沿岸漁業(IT漁業)の実践に取り組んでいます.研究成果のひとつであるiPadを活用した水産資源管理システムは,水産業における情報技術の活用事例として国内外で注目を浴びています.今後も独創的な発想で,IT漁業のパイオニアとして地域と密着し,世界に通用する研究活動を行って行きたいと考えています.

研究の魅力

ホタテの大量斃死をキッカケに,水温という情報をリアルタイムで漁業者に届けることを目的としてスタートした研究が,少しずつ幅を拡げ,仲間を増やし,成長を続けています.未開拓の研究分野ですから,発想力と行動力があれば,世界に発信できる研究テーマにも取り組むことができます.将来の水産業には欠かせない研究であることも魅力ですが,研究の成果が漁業者の笑顔に結びつくことが最大の魅力です.

実績

イカロボ

プログラマとしてイカ釣りロボットの開発を担当しました.開発したイカ釣りロボットは今でも世界各地で活用されています.国内5件,外国3件の特許を取得しています.

ユビキタスブイ

ハードウェアからソフトウェアまで,全て独自に開発した小型安価な水温観測ブイです.ライセンス契約により製品化され,国内だけではなくインドネシアでも利用されています.

水産資源管理システム

iPadアプリとして開発したデジタル操業日誌を用いて,これまで数ヶ月を要していた資源量推定をリアルタイム化しました.このシステムの導入により,資源量が回復しています.

平成18年度山下記念研究賞,平成18年度船井情報科学振興財団研究奨励賞,平成24年度北海道科学技術賞,平成25年度喜安記念業績賞,平成26年度北海道総合通信局長表彰,平成26年度近畿運輸局長表彰を受賞.

主な著作・論文

  • 和田雅昭,マリンスターズ,“マリンITの出帆~舟に乗り海に出た研究者のお話~”,公立はこだて未来大学出版会,2015.3
  • Masaaki Wada, Shigeya Yasui, Ramadhona Saville, Katsumori Hatanaka, “The development of a remote fish finder system for set-net fishery”, Proceedings of OCEANS – St. John’s, Sustainable Fisheries Technologies 1, 6 pages in CD-ROM, 2014.9
  • 和田雅昭,“マナマコ資源回復へ-iPadを活用した漁業者主体の資源管理-”,豊かな海,No.32,pp.3-7,2014.3
  • 和田雅昭,“IT漁業とスマート水産業”,情報処理学会研究報告,Vol.2014-CVIM-191,No.31,4 pages,2014.3
  • 和田雅昭,“広がるIT漁業の輪-リアルタイムで情報収集・解析-”,産学官連携ジャーナル,Vol.9,No.9,pp.28-30,2013.9
  • Masaaki Wada, Katsumori Hatanaka, Ramadhona Saville, I Nyoman Radiarta, Ketut Sugama, “Marine Observation Framework Using ICT for Mariculture in Indonesia”, Proceedings of 2013 OCEANS – San Diego Conference & Exhibition, 6 pages in CD-ROM, 2013.9
  • 和田雅昭,“ユビキタスネット社会における水産業”,信学技報,Vol.113,No.186,pp.35-38,2013.8
  • Masaaki Wada, Minoru Sano, Katsumori Hatanaka, Hiroaki Taka, Makoto Okamoto, “Development of a ubiquitous GIS plotter utilizing mobile facilities for fishery industries,” Proceedings of 2013 MTS/IEEE OCEANS – Bergen, 6 pages in CD-ROM, 2013.6