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こんなコトデザインなのだ

記号というのは情報デザインの最小単位です。その中でも触覚によって感じられる矢印の記号を考えてみました。具体的には紙に切れ目を入れ、その切れ目を規則的に立たせ、手で触って心地良いと感じる方向と抵抗感のある方向をシンプルに作りました。

触覚でわかる記号というのは、目の見えない人のための環境はもちろん、トンネルや建物内でなんだかの事故で真っ暗になった中を非常口に誘導するなどにも役に立ちます。また、言語表記と違いどんな言語の人にも直感的に伝えることができます。

デザインと言うと目で見るグラフィックデザインやインターフェースの設計などを思い浮かべると思いますが、人間の五感を通して伝えるあらゆる情報もデザインの対象なのです。

2019年夏オープンキャンパスにて