公立はこだて未来大学では、情報科学と海洋分野を融合させた「マリンIT」という研究プロジェクトに取り組んでいます。2004年から続くこの挑戦は、情報・デザイン・環境など、異なる専門をもつ教員が力を合わせて進めてきたもの。現在では国の「スマート水産業」にもつながる、先駆的な取り組みとなっています。
たとえば、漁船や定置網のデータを活用して、どの漁法が環境にやさしいのかを分析したり、AIによって魚群探知機の映像から魚種を判別したり。海に浮かぶブイからリアルタイムで情報を送るIoT技術を用いて、漁師さんの経験とデータを結びつけ、持続可能な漁業の実現を目指しています。
未来大学の魅力は、情報科学の知識を活かして「社会や地域の課題解決」に挑めること。海とテクノロジーをつなぐ「マリンIT」の取り組みもその一つとして、地域の未来を変えていきます。
2025年8月オープンキャンパスにて撮影
