安井重哉教授と伊藤精英教授の研究チームによる作品「触覚矢印『DiGITS』- 経路誘導用パネル型プロトタイプ」が、国際的なユニバーサルデザインのデザイン賞であるIAUD国際デザイン賞2021において銀賞を受賞しました。
IADU国際デザイン賞2021受賞結果発表 | 国際ユニバーサルデザイン協議会【IAUD】
作品「触覚矢印『DiGITS』- 経路誘導用パネル型プロトタイプ」
IAUD国際デザイン賞(IAUD International Design Award)は、国際ユニヴァーサルデザイン協議会【IAUD】(International Association for Universal Design)が、民族・文化・慣習・国籍・性別・年齢・能力等の違いによって生活に不便さを感じることなく、“一人でも多くの人が快適で暮らしやすい”UD社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を表彰することを目的に毎年実施しているものです。
2021年度は世界9か国(イスラエル、イタリア、オーストラリア、スペイン、タイ、ドイツ、日本、ノルウェー、フランス)から54件のエントリーがあり、IAUD国際デザイン賞2021審査委員会による厳正且つ公正な審査の結果、この度の受賞の栄に浴することになりました。
作品「触覚矢印『DiGITS』- 経路誘導用パネル型プロトタイプ」の概要
本作品は、当チームが継続的に研究している、手探りで直感的に方向を知ることのできる「触覚矢印-DiGITS(Direction Giving Intuitive Touch Sign)」を、緊急時の経路誘導への情報保証に応用したプロトタイプです。道路トンネルの側壁などにパネル形状の本品を連続的に設置し、暗闇の中にいる人々を安全な場所まで導くような用途を想定しています。
なお、本作品は科研費JSPS 科研費 19K12661 の助成を受けたものです。