教員紹介

坂井田 瑠衣

准教授
SAKAIDA, Rui

学生へのメッセージ

日常生活には研究の種があふれています。ちょっとした気づきや違和感を大切に育てましょう。

研究内容

さまざまなフィールドにおけるコミュニケーションを映像に収録し、人々の言語的、身体的なふるまいを微視的に分析しています。これまで分析してきたフィールドは、飲食店での食事、歯科医院における診療、科学館における展示物解説、視覚障害者の歩行訓練、伝統的な祭りの準備など多岐にわたります。また、東日本大震災の被災地などのフィールドでは、人々のコミュニケーションを生み出すための仕掛けづくりにも取り組んできました。

研究の魅力

日常生活で当たり前のように行われているコミュニケーションをまるで顕微鏡で見るように観察することで、わたしたちの身体がその場の状況に合わせていかに臨機応変に対応しているのかを知ることができます。そのようにして得られた知見は、わたしたちの生活に寄り添う人工物をデザインするためのヒントにもなるかもしれません。

主な著作・論文

  • 牧野遼作・坂井田瑠衣・居關友里子・坊農真弓 (2020). 子供を「主役」とする教育的活動の相互行為分析: 博物館における展示物解説を対象として. 『社会言語科学』, 23 (1), 116‒131.
  • 諏訪正樹 (編著)・伝康晴・坂井田瑠衣・高梨克也 (著) (2020). 『「間合い」とは何か: 二人称的身体論』. 春秋社.
  • 坂井田瑠衣・坊農真弓・牧野遼作 (2020). 「次の場所まで歩く」ことの相互行為的組織化: 科学コミュニケーターによる来館者誘導の身体的プラクティス. 『質的心理学研究』, 19, 7‒25.
  • 坂井田瑠衣 (2017). 傍参与的協同: 歯科診療を支える歯科衛生士のプラクティス記述. 片岡邦好・池田佳子・秦かおり (編). 『コミュニケーションを枠づける: 参与・関与の不均衡と多様性』, 179‒197. くろしお出版.
  • 坂井田瑠衣・諏訪正樹 (2016). 受け手になるか対象物になるか: 歯科診療における参与地位の拮抗と相互調整. 『社会言語科学』, 19 (1), 70‒86.
  • 西澤弘行・南保輔・秋谷直矩・坂井田瑠衣 (2016). 「今,ここ」を引き延ばすこと: 歩行訓練における環境構造化実践の相互行為分析. 『常磐大学大学院学術論究』, 3, 25‒43.
  • 坂井田瑠衣・諏訪正樹 (2015). 身体の観察可能性がもたらす協同調理場面の相互行為: 「暗黙的協同」の組織化プロセス. 『認知科学』, 22 (1), 110‒125.
  • Sakaida, R., Kato, F., & Suwa, M. (2014). How do we talk in table cooking?: Overlaps and silence appearing in embodied interaction. In Nakano, Y., Satoh, K., & Bekki, D. (Eds.), New Frontiers in Artificial Intelligence: JSAI-isAI 2013 Workshops, LENLS, JURISIN, MiMI, AAA, and DDS, Kanagawa, Japan, October 27-28, 2013, Revised Selected Papers, Lecture Notes in Computer Science, 8417, 249‒266, Springer International Publishing.