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本学学生が富士サファリパークにて「ミライノサファリ」成果物を展示しました

博士(前期)課程1年の辻美祝さん(知能情報科学領域、指導教員:平田圭二教授)と、今年度のプロジェクト学習で「サファリプロジェクト((担当教員:竹川佳成教授、伊藤精英教授、佐藤直行教授、塚田浩二准教授)」に取り組んでいる3年生の出貝りのさん(情報デザインコース)、中原遥香さん(情報システムコース)、前田龍紀さん(情報システムコース)の3名が富士サファリパークとの共同研究をもとに開発された2つの成果物を披露しました。

本学は、動物・自然・人との関わりあいに関する新たな情報環境の提案を通じて、教育・研究の一層の進展と社会貢献に寄与すること目的として、2021年に「富士サファリパーク」の間で事業連携に関する協定を締結しています。
今回の披露もその一環で、これまで「ミライノサファリ」をテーマに行ってきた共同活動の成果の一部である「命のぬいぐるみ」と「SENSE OF LIFE」の2つを富士サファリパーク内で体験型の展示しました。

「命のぬいぐるみ」は、動物の呼吸による皮膚の動きを風船を膨張・収縮させることによって再現するシステムです。このシステムは、動物に触れる疑似体験を提供することを目指した試みです。
「SENSE OF LIFE」は、「触れる」ことで動物の鼓動を体感できるシステムです。動物たちも私たち人間と同じように心臓が鼓動することで生きていますが、その鼓動の速さは動物ごとに異なります。数値だけでは実感が湧かない「動物の鼓動」を体感することで、動物たちが私たち人間と同じように「生きている」ということを感じ取ることができる試みです。

当日は、富士サファリパークに来場したお子さんから大人まで、約500名にこれらの展示をご覧いただくとともにシステムを体験していただき、好評を博しました。
また、富士サファリパークの職員の方々にも体験いただいたところ、「大学と共同で研究できることはスタッフとしてとても嬉しく思う」「時代にあった最先端の技術で、お客様に動物たちの魅力を伝えていくのが私たちの使命だと思っているので、今後とも大学のお力添えをお願いしたい」と本学との共同研究に感謝のお言葉をいただくとともに、「今回は学内に留まらず当園に来てくれたことがよかったと思います。サファリに来てくれたお客さまに皆さんの研究の反応が見れたのが1番の収穫だったかもしれません。」と貴重なコメントをいただきました。